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不動産写真のレタッチはどこまでOK?加工の許容範囲と危険な例

株式会社QUIRIO(建築・不動産撮影) / 2026年7月7日

AIによる画像加工が手軽になった今、物件写真は「いくらでも良く見せられる」時代になりました。しかし不動産の広告写真には、実物を正しく伝えるという大前提があります。この記事では、建築・不動産の撮影を本業とする立場から、写真加工の一般的な許容範囲の考え方を整理します。

大原則:「実物より良く見せる」ではなく「実物を正しく見せる」

不動産広告では、実際の物件よりも著しく優良であると誤認させる表示は、景品表示法(優良誤認表示)や不動産の表示に関する公正競争規約の観点から問題になり得ます。写真加工についても同じ考え方が当てはまります。

判断の軸はシンプルです:その加工は、内見に来た人が「写真と違う」と感じる原因になるか? なるならやめるべきです。誇張された写真は問い合わせを増やしても、内見でのガッカリ・成約率の低下・クレームとして跳ね返ってきます。

一般に問題ないとされる補正

共通点は「撮影技術が完璧であれば本来そう写っていたはず」の範囲に収まっていることです。カメラの限界を補っているだけで、物件そのものは変えていません。

危険な加工の例

これらは「盛れる」加工ですが、実物との乖離がそのままリスクになります。特にAIツールは頼み方次第で簡単に「描き足し」をしてしまうため、汎用のAI画像編集ツールを物件写真に使う場合は注意が必要です。

AI補正ツールを選ぶときのチェックポイント

チェック項目理由
構造物(窓・開口部・設備)を変えない設計か「描き足し・消し」が起きるツールは広告用途で使えない
補正の範囲がトーン・明るさ・傾きに限定されているか補正と改変の線引きがツール側で担保されているか
アップロードした写真がAIの学習に使われないか顧客物件の写真を扱う以上、データの取り扱いは確認必須

不動産写真の自動補正くん RoomBright — 写真補正に「描き足さない」を組み込んだAIツール

弊社のツールの写真補正は「窓や開口部の数・形状を変えない」「存在しないものを描き足さない」制約を処理設計に固定し、トーン・明るさ・傾きの補正に徹しています。空の復元も、窓枠が実在する場合などの限定的な条件でのみ動作します。月6ポイントまで無料です。

なお、空室に家具を合成する AIステージング は目的の異なる別機能です。本記事で「NG」としているのは合成であることを伏せたまま実物と異なる印象を与える加工で、バーチャルステージング自体は「家具・小物はイメージです」等の表示を添えれば一般に用いられている手法です。表示を欠くと誇大広告等のリスクがあります。

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まとめ

※本記事は不動産広告写真に関する一般的な考え方を整理したものであり、法的助言ではありません。個別の広告表示の適法性については、公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会等の定める表示規約や、弁護士等の専門家にご確認ください。